独り読む書の記

2009年10月12日の「はじめに」で記しているので、このブログ執筆については、それを参照してください。

2011年4月29日金曜日

高橋義夫『花輪大八湯守り日記 湯けむり浄土』

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 薄く雲が広がり気温も低めだが、爽やかで新緑が嬉しい。昔「天皇誕生日」だった今日を「みどりの日」とはよく名づけたものだとつくづく思う。今朝、起き出して新聞を取りに玄関に行った時に数冊の時代小説が置いてあることに気づき、どなたが置いてくださったのだろうと思っていたら、脚本などを手が...
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2011年4月27日水曜日

鳥羽亮『子連れ侍平十郎 おれも武士』

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 晴れてはいるが、上空を風がごうごと唸りを上げて吹き抜けているのが分かる日になった。午後から明日にかけて天気がくずれるとの予報が出ているし、東北地方でも豪雨が予想されている。雨は地震で緩んだ地盤では災害ももたらすし、放射能の土壌への染み込みが案じられし、復興の作業にも困るだろうが...
2011年4月25日月曜日

鈴木英治『手習重兵衛 母恋い』

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 めまぐるしく天気が変わり、少し家事をしようと掃除をし、洗濯物を干したと思ったら雨が降り出し、慌てて室内に入れたら晴れてきて、また干し直すことを繰り返したりした。でも、日常がこうして流れることも悪くないし、むしろ貴重なことだろう。柔らかな言葉を書き綴ってくださったメールをいただき...
2011年4月22日金曜日

佐江衆一『動かぬが勝』

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「春霞」というほど天気は良くなく、肌寒い。かつて1923年に関東大震災が起こった時、時の首相を命じられた山本権兵衛は「帝都復興審議会」を直ちに創設し、震災の4週間後には「帝都復興院」が設立されて、総裁となった後藤新平(1857-1929年)はパリの区画整理をモデルにしたものではあ...
2011年4月20日水曜日

風野真知雄『耳袋秘帖 妖談うしろ猫』

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 このところ少し肌寒い日々になっている。先日、都内に出かけた折に、神田川のほとりに植えられた桜の木々から花びらが舞い落ちる光景をしばらく眺めていた。桜の花びらには、決して華やかさなどなく、どこか淡くて哀しみを誘うものがある。葉桜の柔らかな黄緑も、なんだかそんな気がした。  電車の...
2011年4月15日金曜日

内田康夫『還らざる道』

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 夜は雨という予報が出ているが、いまは晴れて温かい。新緑の季をおもわせるほどの陽気になっている。温かくなると個人的にも大いに助かるが、被災地の人たちも寒さに震えなくてすむので有り難い。  昨夜は、時代小説ではないが、内田康夫『還らざる道』(2006年 祥伝社)を、変わらない柔らか...
2011年4月13日水曜日

米村圭伍『おんみつ蜜姫』

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 よく晴れ、ようやく温かさを感じる日々になってきた。室内よりも戸外の方がはるかに温かい。福島の原子力発電所の被災に伴う事故は、まだ収拾の目途が立たないし、昨日は、暫定的ではあるが原子力事故の最悪状態を示すレベル7に指定された。レベル7であれば、近隣の住民は「一時避難」ではなく、「...
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kosoegawa
熊本市
福岡県に生まれる。遍歴を経て、横浜から転居し、現在に至る。
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