独り読む書の記
2009年10月12日の「はじめに」で記しているので、このブログ執筆については、それを参照してください。
2011年8月27日土曜日
山本周五郎『山本周五郎中短編秀作選集 3 想う』(3)
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昨日の午後は激しい雨に見舞われ、今日も、今、雨が降り出している。このところずっとこんな天気が続いている。 こちらに帰宅してみるとパソコンとインターネットを繋ぐモデムが壊れていて、メールもできずに、パソコンに依存した仕事も半分以下となっていた。今朝、代わりのモデムが宅急便で...
2011年8月23日火曜日
山本周五郎『山本周五郎中短編秀作選集3 想う』(2)
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まだ九州に滞在しているのだが、激しく雨が降り続く日になっている。昨日は阿蘇まで足をのばし、雨に煙る阿蘇の山並みと柔らかい曲線を描いている草原を眺めたりした。 さて、山本周五郎『山本周五郎中短編秀作選集3 想う』の続きだが、終戦の年(1945年)の10月に大日本雄弁会講談...
2011年8月22日月曜日
山本周五郎『山本周五郎中短編秀作選集3 想う』(1)
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九州に来て、このところずっと天気がすぐれず、湿度の高い日々が続いている。18日に大宰府の天満宮と九州国立博物館を訪ね、「よみがえる国宝展」を見て、天満宮の参道で名物の「梅が枝餅」を美味しくいただいたりした。大宰府は本当に久しぶりで、雨だったがゆっくりした気分に浸ることができた。...
2011年8月15日月曜日
高橋義夫『御隠居忍法 唐船番』
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昨夜、陽が沈むと共に東の空にぽっかり浮かんだ丸い月をぼんやり眺めていた。気温が高いので蒼く澄み渡るような月光ではなかったが、黄白色の月は宇宙の孤独を感じさせるには充分だった。 その月光の中で半分眠りながら、高橋義夫『御隠居忍法 唐船番』(2002年 実業之日本社)を読ん...
2011年8月13日土曜日
上田秀人『錯綜の系譜 目付鷹垣隼人正裏録(二)』
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炎天とか猛々しい暑さとかいった言葉がぴたりするほど暑い。夜になっても空気が少しも冷えないので、うだってしまう気がしたりする。芥川龍之介は「うさぎも片耳たれる暑さかな」と暑中見舞いに書いたそうだが、両耳どころか首から上が垂れてしまうような暑さに包まれている。蝉の声がやけにジリ...
2011年8月11日木曜日
上田秀人『神君の遺品 目付鷹垣隼人正裏録(一)』
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この一両日が今年の夏の暑さのピークではないかと思えるほど、朝から強い日差しが差して気温が跳ね上がっている。何もかもがうだって、起き出した時からすでに脳が半分ほどどけだしているような気さえする。世界の基軸通貨となってきたドルが売られて、「金融」という経済幻想の上に建てられてきた社...
2011年8月8日月曜日
高橋義夫『江戸鬼灯』
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焦がすような陽射しが照りつけ、うだる夏の暑さが戻ってきた。湿度もかなりあって戸外でちょっと体を動かすだけで汗が滴る。やはり、夏は何もしないで休むに限る、と思ったりする。 週末にかけて、高橋義夫『江戸鬼灯(えどほおずき)』(1998年 廣済堂出版)を、かなり時間をかけて読...
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